前期高齢者医療制度

前期高齢者医療制度とは、65歳~74歳の方を対象とした、健保組合や国民健康保険など、医療保険制度間の医療費負担の不均衡を調整するための制度です。

  • 解説

65歳~74歳の医療費を医療保険制度間で調整

医療費負担が多くなる65歳以上の高齢者が多く加入している医療保険制度と、あまり加入していない医療保険制度とでは、医療費負担に大きな差が出ます。この医療費負担の不均衡を調整しようというのが「前期高齢者医療制度」です。
なお、65歳~74歳の高齢者が対象になりますが、この制度は財政調整のしくみですので、それぞれが加入する医療保険制度に引き続き加入します。加入する医療保険制度が変わることはありません。

保険給付はそのまま

64歳以前と同様に、加入している医療保険制度から同じ保険給付を受けます。
ただし、療養病床に入院した場合、1日3食分まで1食につき460円または420円、居住費として1日320円を自己負担します。

重い負担の納付金

健保組合などの医療保険制度ごとに、加入している65歳~74歳の方の加入率を算出し、すべての医療保険制度に加入している65歳~74歳の方の加入率と比較します。加入率の低い医療保険制度は、「前期高齢者納付金」を負担し、医療保険制度間の不均衡を調整します。
当組合では、みなさんの保険料の40%を超える多額の納付金(支援金含む)を納めており、たいへん重い負担となっています。

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